中国語の種類について
中国人観光客などのインバウンド対策として中国語を勉強している観光業界の方は多いのではないでしょうか。
こちらでは、中国語の種類についてご紹介いたします。
中国の標準語とは
日本でも、標準語の他に東北地方や九州地方、沖縄など、様々な地域で独自の言語である方言が存在します。地域によっては、同じ日本でも理解できない方言もあります。これと同じように、中国でも標準語の他にも地域で使われている言語があるのです。
中国の標準語は北京語といわれていますが、北京語は中国の首都である北京の方言であり、正確には標準語は北京語を基にしてつくられた言語なのです。多くの中国人が使用している言語ということもあり、公用語に位置づけられています。
上海語とは
上海語は、その名の通り上海やその周辺の地域で使われている中国語の1つです。大都市である上海で使用されているので中国語として勉強している方も多くいらっしゃいます。標準語とは発音の仕方や文法の違いが多いので、標準語と上海語では会話をすることができません。例え北京語が話せても上海語を習得する際は、全く別の言語として勉強しなければいけません。
広東語とは
広東語は中国の広東地方や香港、マカオなどで使われることが多い言語です。香港においては、テレビや新聞でも標準語よりも広東語が多く使われています。広東語は中国語の中でも、難解な方言で分岐が少ない言語です。また海外に住んでいる華僑は、広東語を母国語と使われている方が多く、特にアメリカに住んでいる華僑の多くは広東語を使っている地域出身がほとんどです。
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