中国語圏のお客様を迎えるための準備
中国の経済が発展したことで中国人観光客に対するビザの発給要件が緩和され、2010年頃から中国からの観光客が増加しています。
もともと観光地として人気のあった地域だけでなく、全国各地で中国人観光客が見られるようになったため、ホテルやお店では中国人観光客への対応準備が急務となっています。
一番の課題は言葉の壁
中国語圏からの観光客を迎えるにあたり、最初の課題となるのが言葉の壁です。日本人の多くは、ニイハオ(こんにちは)、シエシエ(ありがとう)といった簡単な中国語は知っていても、英語に比べると知っている単語はかなり少ないと思います。ホテルやお店ではお客様とコミュニケーションをとらなければならないため、言葉が分からない状態では十分なおもてなしができません。
中国語が話せるスタッフを雇用することで、言葉の問題は解決できます。言葉が通じるスタッフがいるだけで、お客様も安心して観光を楽しむことができます。また、ホテルや公共施設の中にある案内板や注意書きに中国語表記を書き足すことも大切です。
文化の違いにも対応する
日本では当たり前のルールでも、中国ではそのルールが全く通用しないことがたくさんあります。例えば、日本は約束の時間に遅れることは失礼という考えが普通ですが、中国の方は時間にルーズなため、約束の時間に遅れることが日常茶飯事です。ホテルや旅館で門限を設けていたり、温泉の入浴時間を制限したりしている場合は、チェックイン時に時間の説明を入念にしておく必要があります。
文化の違いでもう一つ気をつけていただきたいのが、意思表示をはっきりさせることです。日本人は無理な要求をされた場合、ぼやかした表現でごまかす風潮がありますが、それは中国の方には通用しません。できることは「できる」、できないことは理由を説明して「できない」とはっきり伝えることが大切です。苦笑いでごまかすような態度をとってしまうと「無礼な人だ」と思われ、気分を害してしまうおそれがあります。
今後も中国語圏からの観光客は増加することが予想されるので、しっかりと準備をした上で日本ならではのおもてなしを提供しましょう。
さつきスマイルサービスでは、台湾人ワーキング・ホリデーの人材紹介を行っております。中国語が話せるスタッフの求人を予定されている企業様は、是非さつきスマイルサービスをご利用ください。ホテルやレストランなどの接客業だけでなく、掃除担当のスタッフや農業、工場、清掃会社など様々な職種に対応しております。求人広告料無料ですので、お気軽にお問い合わせください。